インタビューUターン・Iターン事例紹介

【井川 康仁 さん/デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社】子育て環境を第一に考え、妻の地元である愛媛県にIターン

● お話を伺った人：井川　康仁　さん

～子育て環境を第一に考えて妻の地元である愛媛県にIターン　
技術の幅を広げるためユーザー系から独立系企業へ転職～

経歴：船橋情報ビジネス専門学校を卒業後、東京のユーザー系IT企業に入社し、約９年間システムの開発や保守プロジェクトに従事。
その後、愛媛への転職を機に現在のデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社（DIT）に転職。
現在5年目。

● 愛媛は、奥様の地元とお伺いしました。Iターン転職で 不安などはありませんでしたか？

子供が産まれ、妻の実家がある愛媛県の方が環境面で良いだろうと考えて転職＆移住を決意しました。

当時一番優先していたのは、子育てが充分にできる環境で暮らせること。
私としては初めての転職活動ということもあり「無事に希望する仕事が見つかるかどうか」という事は不安でした。
仕事さえ決まれば暮らしはなんとかなるだろう、とも思っていましたので場所についてはあまり問題に感じていませんでした。

エージェントに登録し、いざ始めてみると
DITの当時の責任者が東京で面接してくれました。
応募から面接、採用まで2週間もかからなかったと思います。そのスピード感や会社側の対応に安心感もあり、入社を決めました。

● ユーザー系から独立系Slerへの転職をご希望されていました。実際入社されていかがですか？

私は2017年にエンジニアとしてDIT愛媛カンパニーに入社しました。

前職はユーザー系の企業に勤めており、お客様先に常駐して金融機関のシステムやクレジット、リース関係のシステムの運用や保守を担当していました。
転職するにあたり、今回は業績に関わるビジネスやIT技術の幅をさらに広げるために独立系の会社に勤めたいと考えました。

その中で全国に拠点があり、SIerとしてのバックボーンのあるDITに魅力を感じて応募しました。

特に思い出に残っている仕事は弊社商品である『xoBlos（ゾブロス）』を使った業務改善ソフトの開発と提案です。

愛媛カンパニーでは初めての『xoBlos（ゾブロス）』を使った大きなプロジェクトだったと後から聞きました。
無事お客様に満足いただけて、第２弾・3弾と受注が入るようになり業績に貢献することができました。

前職と比べ、改善点など自分から意見を出せる場があり、それをやらせてくれる土壌がありました。
当時は経営を黒字化する事が早急の課題であり、カンパニーが一丸となって試行錯誤している時期であったことも大きかったと思います。

現在は東京・大阪からの案件と地域の仕事の割合は半分くらいにまで増え、安定した売上を確保できています。

現在の仕事は主に

・部長として30名弱の組織を運営（経営管理や社員教育など）
・営業活動（取引先との交渉や新しい仕事の取組み）
・現場業務の支援（プロジェクトの支援としてマネジメントなど）を行っています。

● 今後の目標やキャリアについて教えてください

今後は今の部門をもっと成長させて、高い技術力を持った強い組織にしたいと思っています。
昨年までは社員の育成も含めて現場に入って仕事をしていましたので、私が居なくても立ち行く組織にできればと考えています。

また、個人としては、DITに入社して営業やお金の管理など前職で東京にいたらできなかった事をたくさん経験できました。

これからも新しいビジネスや新しい技術の習得にチャレンジしていきたいと思っています。

● メッセージ

愛媛県へはＩターン移住をしましたが、とても気に入っています。

海も山も近くにあり街もある。以前は満員電車で往復4時間をかけて通勤していて今は往復1時間。
私にとってはこの時間はとても大きく、自分の時間を有意義に使うことができています。

リモートワークの推進などにより、ロケーションに関わらず仕事ができる時代になってきました。
特にIT業界は現在の売り手市場も合わせて、自身のワークライフバランスを見直すには良い時期だと思います。

私自身も、転職活動する際にはとても不安でしたが、一歩を頑張って踏み出して良かったと思っています。
迷っている方がもしいれば、チャレンジしてみて欲しいです。

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