企業インタビュー
【ファイブヴィレッジ株式会社/家森 康徳 さん】愛媛県西予市から、情報技術で地元地域のライフスタイルに変革を
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お話を伺った人:ファイブヴィレッジ株式会社 家森 康徳 さん
~システム開発は、都会じゃなくてもできる。
愛媛県西予市から、情報技術で地元地域のライフスタイルに変革を
地元を愛し愛される企業へ~
水産大学校を卒業後、千葉県の食品工場に勤め、現場から事務などを経験後、異業界から未経験で設立間もないファイブヴィレッジ株式会社へ転職。
システムエンジニアへ。
●地方からITを。愛媛県でも松山ではなく西予市に事業所を開設
ファイブヴィレッジ株式会社は、東京に本社があるエンザントレイズ株式会社のグループ企業として2013年に設立しました。
愛媛県西予市は、明浜町・宇和町・城川町・野村町・三瓶町の5町が合併してできた市であり、「ファイブヴィレッジ」という社名もこの「5つの町」が由来です。
元々、グループ会社であるエンザントレイズで各地にブランチ(拠点)を立て、人財を生かそうという動きがありました。その際、候補地にあがったのが代表の地元であり、思い入れも強い愛媛県西予市です。
初めての試みという事もあり、ブランチではなく別会社として設立したという経緯です。
ここ西予市は、設立当時システム開発関連の会社がほぼ見当たりませんでした。
元気がなくなりつつある地方都市に新しい産業を生み出すことで、地方都市の活性化、地方の雇用環境の整備などを行い、「ITの力で地方を変える、ITの力で地方を元気にする」という目標を掲げています。
システム開発は、環境さえ整えば、都会じゃなくてもできます。ふるさとで、親元の近くで、スキルを活かして働けます。
地方都市で働くメリットを形にしたのが、わたしたちの会社です。
●地元を一番愛し、一番愛される企業になるための取り組み
■システム開発
弊社はニアショアシステム開発事業、システムソリューション事業などのシステム開発と情報や魅力をデザインするWebデザイン事業を行っています。
開発事業では、大都市圏のお客様のシステム開発をここ西予市で行ってきました。
大手中古車販売会社様の基幹システムの開発、化粧品販売会社様の販売管理システムの設計・開発など、幅広い分野に及びます。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用した業務自動化ロボットの開発にも力を入れており、さまざまな業態のお客様に向けて、業務効率化やコスト削減を実現するシステムを開発しています。
個人的な目標としては、地方は都市部に比べてまだまだアナログに頼った業務が多く、私たちの業務改善や新しいシステムのご提案をお持ちすることで、お客様へもっと貢献ができると考えています。
地元企業が元気になれば、雇用も増え地方の活性化にも繋がります。
地元に貢献ができるよう個人としても企業としても、しっかり取り組んで行きたいと考えています。
■雇用促進
家庭の事情や地元に戻りたいと考えてUターンすることになった時、エンジニアにとって、地元にシステム会社がなければ同じITの仕事に就くことは難しいです。愛媛県でも南予である西予市という都市にシステム会社を作ることで、地元に戻ってきたエンジニアが今まで培った能力を生かして働ける環境を作っています。
設立当初は、私のように地元でシステム開発の仕事がやりたいけれど未経験の社員も多かったのですが、グループ企業への転籍や多くの仕事を経験する中で、技術をしっかり身に付けた社員が日々頑張っています。
当初は数名だった社員は14名を超え、現在では社内での教育研修システムも整っています。
■地方の活性化(ITの力で地方を元気に)
地域のさまざまな機関から依頼を頂いて、ITに親しむ機会を作る活動を行っています。
プログラミングやパソコンの仕組みを体験できる子ども向けのイベントを開催、就職を控えたITに興味のある学生達を対象に、弊社にてITを体験する機会も提供しています。
先日は地元の高校生向けにインターンシップを実施しました。エンジニアの生の声を講演会でお届けする機会を頂くこともあります。
オフィスで開発業務を行うだけでなく、地域の若い世代にITに触れ親しみ、興味を持ってもらうことも地域を元気にするキッカケになればと思っています。
西予市の企業として地元を盛り上げ、地元の皆様に「ファイブヴィレッジがあってよかった」と思っていただけるように頑張ります。
●コラム:家森さん自身も未経験からUターン転職を成功させたひとり
私はもともと千葉県で勤めていましたが、地元でシステム開発の仕事に就きたいと考えて仕事を探していた所、ファイブヴィレッジの求人をみて入社しました。
中途採用では、職務経験が重視されますが未経験でも採用してもらえて、キャリアをつくることができて本当に感謝をしています。
私は宇和島市出身ですが、地元が大好きなので、地元から通える場所で好きな仕事に就けていることが本当にありがたいと思っています。
ただ、注文のままに作るのではなくお客様が本当にやりたいことは何か、自分達だから提供できるものはないか、そういう部分を大切にしながら仕事をしています。
業務設計やシステム開発の仕事は、特定分野向けの販売管理システムなど、クライアントの業界知識や物流など細かなところまで理解しておかないと使い勝手のよいシステムになりません。
そんな中で業界への理解度を褒めて頂き、「本業でやっていけるよ」との嬉しい言葉を頂いたこともありました。
同じ仕事ではありますが、他業界の知識も一緒に勉強できる所もやりがいに感じています。
●メッセージ
ITというと都会のイメージですが、実はここ愛媛県の南予にも会社があります。
そして、都市部と変わらない仕事を行っています。
IT業界への転職や就職を希望しているけれど、南予でも仕事ができることを知らない方もまだ多いのではないかと思います。
少しでも気になりましたら声をかけて頂きたいと思います。
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