インタビューUターン・Iターン事例紹介

【越智 翌 さん/株式会社システナ】子どもの年齢を考え、家族一緒に帰れるタイミングでUターン。

株式会社システナ 松山イノベーションラボ 越智 翌さん
● お話を伺った人:株式会社システナ 越智 翌 さん

~子どもの年齢を考え、家族一緒に帰れるタイミングでUターン。
幅広い業務にチャレンジできる開所したばかりのラボへ転職~

経歴:新居浜工業高等専門学校 専攻科 電子工学専攻を卒業後、地元の大手メーカの子会社(松下寿電子工業株会社)に入社し、ハードディスク、ムービー、補聴器などの組み込み製品のソフトウェア開発を担当(約15年)。
組織再編に伴い、横浜の事業所(パナソニック株式会社)に転勤し、車載向けのマイクロホン開発を担当。

2021年10月より株式会社システナ 松山イノベーションラボに転職。

➡越智様のインタビュー動画はこちら!

● 地元の愛媛に戻ろうとおもったきっかけを教えてください。

元々西条市にあるパナソニックで15年程勤めていましたが、組織統合がきっかけで転勤になりました。

地元を出る事に抵抗がなかったわけではありませんが、それまで補聴器の音に関する仕事をしていましたので、技術的に関連している仕事ができる横浜の事業所を選びました。車載用のマイクロホンの開発を担当しまして、転職するまで7年間勤務していました。

地元へ戻ろうと考えた一番のきっかけは、コロナ禍です。

コロナ禍を機に生活スタイルが大きく変わりました。
妻も愛媛出身なので、もしふたりに何かあった時に閉鎖された状況下では頼る所がありません。
当時どこにも行けず、家族にストレスが溜まっていました。
地元に住んでいたら…、近くに身内も知り合いもいるからサポートを受けられるし安心です。
休みの時には、ストレス発散できる環境があります。
また、もし地元に帰るとすれば子供の小さい今が家族全員で一緒に帰れる最後のチャンスかもしれないと思いました。

地元の仕事を調べてはいたのですが、早期退職の募集が始まった事を機に本腰を入れて転職活動を始めました。

● 今の会社に転職を決めた理由は?

これまで組み込み系のソフトウェア開発を主に担当していましたので、転職を機にクラウド系やAI系の技術など、新しい技術やサービスに関わる仕事をしたいと考えました。

実際転職活動では、複数社を受けて採用を頂いていた中から弊社を選びました。

選んだ理由は、2021年6月に開所されたばかりの新しいラボであること。
また、若いメンバーも多いので刺激を受けながら楽しい仕事ができそうだと思ったこと。できる仕事の選択肢が多く用意されている環境にも魅力を感じました。

愛媛県からの企業誘致を受けて開設されたとの話を聞き、自分も地元にある愛媛に貢献できる(したい)と思いました。

● ラボでの業務や今後の目標などを聞かせてください。

現在は若いメンバーとチームを組み、メンバーのマネジメントをしながら一緒に業務を行っています。

具体的には愛媛県にある福祉の管理会社さまで採用されているシステムの運用管理や、クラウドを使ったエネルギーのマネジメントシステムを開発する仕事など。転職時に希望していたクラウド系や新しい技術を使った業務に携われています。
前職から引き続き、組み込み系のソフトウェア開発の仕事もありますので、経験を生かしながら新しい業務にもチャレンジでき、幅広い仕事を担当できています。

仕様が決まっているシステムの実装していく仕事が多いですが、今後はレベルアップして提案からできるようになりたいと思っています。

デジタル技術(IoT、DXなど)で愛媛に貢献できる人材を目指します。

● 8年ぶりに帰ってきた愛媛での生活はいかがですか?

やっぱり落ち着きますね。ごはんも月並みですが美味しいですし、子ども達も落ち着いて過ごせています。
横浜には横浜の過ごし方があると思いますが、親目線で見ても愛媛の生活を選んで良かったと思っています。

● 愛媛県へのUIJターン検討中の方にメッセージをお願いします。

愛媛県は自然に囲まれ、海と山が近く、食べ物もおいしく、治安もいいです。
気候も良く、1年中すごしやすいです。

松山市はコンパクトにまとまっていて便利がいいと思います。
あえて残念な点を挙げるとすれば、都市部に比べると車中心のためバスや電車など交通手段の使い勝手が不便な事です。

地元が愛媛県ではない方で、地方への移住やIターンを検討している方もいるかもしれません。
温泉もありますので観光などで一度遊びに来て、環境の良さを体験してみて欲しいと思います。

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