インタビューUターン・Iターン事例紹介

【寺田 翔一 さん/サイボウズ株式会社】グループウェア事業の鍵を握る CS 職を愛媛で

サイボウズ株式会社 寺田 翔一 さん
● お話を伺った人:サイボウズ株式会社 寺田翔一さん

~キャリアを求める限り地元には帰れないというジレンマからの脱却 
グループウェア事業の鍵を握る CS 職を愛媛で~

愛媛県立松山北高校→広島市立大学を卒業後NTT西日本に入社
商品企画やDX推進を担当。2021年1月よりサイボウズ株式会社へ
現在カスタマー戦略部/カスタマーサクセス部副部長

● コロナ禍で見つめなおした今後の働き方・生き方。地元愛媛への転職を決めるまで

私は企画の仕事が好きで、営業企画や商品企画を経験してきましたが、企画職の場合本社勤務になることが一般的。
企画職を続けたいと思うと都会からは離れられません。
いつかは地元の愛媛県に帰りたいけれど、年を取ってからになるのだろうなと漠然とイメージしていました。
全国転勤も当たり前のように受け入れ、自分の住む場所は会社が決めるものだと思っていたのです。

そんな中、突然のコロナ禍で在宅勤務生活が始まり、これまでの働き方や社会常識が一変。
3か月を過ぎた頃、都会で働く事の意味や、これからの人生を誰とどこで過ごしていきたいのか、ということを改めて考えました。

35歳という人生の節目を迎え、より自分らしい幸せとは何かを考えた時、家族が住む地元愛媛へのUターンが頭に浮かびました。

サイボウズは前職で「kintone」に触れた際に「世の中を変える」とその製品力に衝撃を受けていたこと。
その後取引先として商談などで社内の人に接していたこと。
サイボウズが特集されたテレビ番組(カンブリア宮殿)を見て、自分の考え方に近い感覚を持ったこと。
いろいろな経験が繋がって採用HPを見てみると、愛媛でCSの企画職の募集があることを知り、波に乗るなら今しかないと思いました。

コロナ禍がなかったら、転職は考えずそのまま大阪で勤め続けていたかもしれません。

● コラム:(寺田さんの考える)サイボウズの魅力

◎製品力:特にITの知識がなくても簡単に業務改善に必要なアプリが作れるクラウドサービス。前職時代サイボウズDaysの会場でkintoneに触れた時の感動は忘れられません。

◎社内の風通しの良さ:情報共有の重要性を世の中に発信し、社内でも理想の実現に向けて日々実践している。
新入社員でも、希望すれば経営層の会議に参加できる。
入社してからも事前情報とのGAPがない。
企業理念と事業や企業姿勢がリンクしている一貫性が魅力です。

◎ユニークな社風・社員の働きやすさへの投資に積極的:
ほんの一例ですが、業務で使用するPCは一覧から好きなものを選択できます(最新機種やメーカーも様々)。
在宅勤務メインの働き方を選択していますが、在宅用のサブディスプレイも支給してくれました。

● クラウドの時代だからこそ重要になるCS職。地方に居ながらキャリアを築ける存在に

現在はカスタマー戦略部とカスタマーサクセス部に在籍し、ユーザーが製品を通じて業務改善やチームワーク向上に成功するための企画業務やデータ分析を行っています。

転職時に希望していたことは、サブスク型ビジネスに本気で取り組んでいる会社であること。

サイボウズは、クラウドサービスが売上の大半を占めるので、いかにお客様にとってなくてはならない存在になり、製品を使い続けてもらえるかが業績に直結します。
そういった面でカスタマーサクセスは事業の要だと思っています。
入社後は希望していたCSの企画業務に主体的に取り組めているのでとても満足しています。

今後は、地方に居ながらでもリモート環境を活用しながら充実したキャリアを築いていける事を示せる存在になれればと思っています。

・・寺田さんの業務・・
[カスタマーサクセス部]
 ・サブスクリプション型のクラウドサービス導入後の顧客支援体制構築
 ・顧客データの分析と可視化 ・チームマネジメント
[カスタマー戦略部]
 ・全体戦略の検討、実施
 ・導入後のカスタマージャーニーマップ検討

● 愛媛へのUIJターンを検討中の方へのメッセージ

私はいろんな街に住んでみて、あらためて地元愛媛県の良さに気づくことができました。
学生の頃は何の変哲もない田舎だと思っていましたが、街がコンパクトであることの利便性や、身近にある豊かな自然の存在など、大人になってから気付ける良さに溢れていると思います。

街で気になる店に入ると、都会で経験を積んでから戻ってきた方も多いように感じます。

外で得た知識や経験は地元愛媛の刺激になると思うので、ぜひ一緒に盛り上げてもらえると嬉しいです。

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