企業インタビュー

【株式会社システナ/児玉 寛将 さん】愛媛をデジタル推進日本一にしていきたい

  • お話を伺った人:株式会社システナ 児玉 寛将 さん

    ~エンジニアを育てることは社会への貢献 
    長年培ってきた技術力を武器に 愛媛をデジタル推進日本一にしていきたい~

    都産業大学を卒業後、大阪のIT企業に入社。
    2011年に現在の株式会社システナ大阪支社へ転職し、エンジニアとして20年以上 組込・モバイル開発などに従事

    直近では人事採用部門や営業部門も歴任し、
    2021年4月 システナとしては初の四国拠点を立ち上げるために松山へ移住、
    2021年6月に松山イノベーションラボ立ち上げ、愛媛県地場に密着した地域創生事業を中心にDX事業を推進中

システナグループでは、
・自動運転・車載システム
・社会インフラシステム・
・Webビジネス向けシステム
・IoT関連システムおよびロボット/AI
・モバイル機器等のソフトウェアの開発・品質検証
・金融機関向けシステム開発・システムの運用・ヘルプデスク
・IT商品の販売およびシステムインテグレーション
・クラウドサービスの提供やゲームコンテンツの開発

など、システムの企画・設計・開発・導入から保守・ユーザーサポートまでのトータル・ソリューション・サービスを提供しています。

1983年創設以来、下請け時代から培ってきた圧倒的なエンジニアの技術力、ITに関わることはほぼ全てカバーしているので、どんなカタチでも対応できるのが弊社の強みです。
サーバーの用意から社内システムの開発、WEBページまで一貫して相談できる環境を用意しています。

現在弊社の従業員は5000人を超えました。
2030年の社会的なエンジニア不足を見据えて「技術者の育成」を企業の役割と考え、昨年は新卒採用を800名行いました。

社員への教育制度やグループウェアの活用などのフォロー体制のおかげで離職率は少ないです。

社長が
「仕事をするのであれば、人の役にたてるように。」
「働いている社員が周りに誇れる会社であるように。」
「利益をあげるだけでなく、社会に貢献するように。」 とよく言われます。

企業理念や行動指針にも含まれているこの言葉に共感してくれる若い人もたくさん入社してくれています。



―事業内容―

◇ソリューションデザイン事業
◇フレームワークデザイン事業
◇ITサービス事業
◇ビジネスソリューション事業
◇クラウド事業
◇海外事業
◇投資育成事

●地方のDX化、人材育成の場として松山イノベーションラボを設立

エンジニア不足の話が先程でましたが、積極的に人を育てるために地方拠点を立ち上げていく流れが社内でありました。

松山イノベーションラボもそのひとつです。

2020年秋に愛媛県・松山市の企業立地の相談を頂き、地方からのDXへもチャンレンジするきっかけをいただきました。

弊社の創業オーナーが愛媛県出身だった事もあり計画から開設までは従来よりも早いスピードで進みました。
拠点開設の候補地として他県も見学しましたが、県の戦略であるデジタル推進にかけるパワーと、愛媛県の県民性に魅力を感じました。
将来性はもちろんIT都市へと向かえる土壌があると期待しています。

私は、入社当時はエンジニアとして携帯電話のソフトウェア開発に携わった後、大阪支社にてプロジェクト管理や技術・採用・営業の部門長を務めました。
その経験が新しい拠点での事業開拓には適任ではないかと、会社からの打診があり立ち上げから参加しラボ長として異動しました。

やれることがたくさんあること、「イチからの組織づくりをぜひチャレンジしてみよう」という気持ちでした。

●松山イノベーションラボの事業内容について

当初大阪支社から愛媛出身の社員に声をかけ、5名の異動者と共に拠点をスタートさせました。
昨年6月に開設したばかりですので四国ではまだ無名の会社です。
愛媛の企業さまに顔を覚えてもらうため、繋がりを作るために地道に営業活動を行っています。

事業内容はシステム開発なのですが「地域密着でイノベーションを起こしていこう」という思いを込めて、「松山イノベーションラボ」とみんなで考えて名前を付けました。

現在は県内の企業さまの案件、大阪の仕事のサポートが半分ずつ。
将来的には、愛媛県の案件を増やして地域密着型へ移行してくことが目標です。

また、現在社員は16名ですが3年で50名の拠点作りを目指しており、今後も採用を進め人材を確保していく予定です。

今後はイノベーションを起こせるように画期的なサービスをつくっていきたいと思っています。
週末には有志で集まって地域の方とイベントなども行っています。

●信頼と繋がりを大切にする愛媛の「人」の温かさ

外から来た我々にとっては、最初保守的なイメージを受けました。
しかし何度もお話させていただくことによって、協業・協同していく仲間のような連帯感を持っていただけました。

愛媛の方は信頼関係を大切にされていて、お金ではなく築いた信頼関係で次の仕事もいただけるようになりました。
そしてどんどん知り合いを紹介してくれるようにもなりました。
一度得た信頼を壊さないようにと気持ちも引き締まります。

私が一番大事にしている、人と人との信頼関係が作りやすい環境、大阪とはまた違う人を大切にする温かな県民性に魅力を感じています。
繋がりが広がったおかげで、街で声をかけて頂く機会も増えてきました。

私は、拠点開設がきっかけで初めて、愛媛に訪れました。

良い所として環境面をあげられる方も多いと思いますが(自然の多さや食物の美味しさはもちろんですが)、やはり一番は『人』です。
焦らず、じっくりと、確実に、まじめに仕事に取組む愛媛県の方々との仕事は本当に気持ちがいいです。
妻と片道切符のつもりで愛媛に移住しました。
犬も一緒にプライベートな時間も楽しみながら愛媛県で過ごしています。

●今後のビジョン

地方が活性化すると日本も活性化すると思っています。
都市部に負けず、愛媛県という地方都市からシステナの技術力やITサービス(Saas)を展開&発信していきたいと考えております。

仕事以外で県の方とお話する機会もあるのですが、私たちが持っている技術や経験をどんどん生かして、将来的には愛媛と言えばITの都市と言われるようにしていきたいです。

●メッセージ

地元である愛媛県(活性化・自慢できる街づくり・観光・農林水産などなど)を 少しでもITのちからでよくしたいと思っている方々、
技術経験年数よりも、スキルの高さよりも『思い』の強い人ならだれでもUターン転職をチャレンジしてください!

一緒に愛媛県を日本一のデジタル推進県へしましょう!

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