企業インタビュー

【サイボウズ株式会社/久保 正明 さん】「チームワークあふれる社会を創る」

サイボウズ株式会社。kintoneのユニークなCMでもおなじみのグループウェアを開発、提供しており、大胆な働き方改革を実践していることでも注目されています。
実は、同社の創業地は愛媛県。
2008年に再び松山に拠点を開設しています。

松山拠点の立ち上げから同社に入社。
現在はローカルブランディング部長として
様々な地域課題解決の事例作りに取り組んでいる久保正明さんにお話を伺いました。

  • お話を伺った人:サイボウズ株式会社 久保 正明 さん

    ~「チームワークあふれる社会を創る」創業地愛媛に拠点を設立して14年。
    働き方改革実践企業だからできる、地方での働き方~

    松山大学卒業後、地元愛媛の人材サービス企業の情報システム部門にて、 プログラマ、システム営業などを経験。

    同部門の事業部長を経て、2008年に松山拠点立ち上げ責任者としてサイボウズ株式会社に入社。
    カスタマーセンター長を経て、現在はローカルブランディング部長として、サイボウズの働き方改革や情報共有ノウハウをベースに様々な地域課題解決の事例作りに取り組んでいる。

    ・四国情報通信懇談会運営委員
    ・愛媛デジタルデータソリューション協会事務局長

●「チームワーク溢れる社会を創る」という企業理念を叶えるため 一貫した商品開発、サービスを提供

サイボウズは、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念のもと、チームワークを支援するためのグループウェアを開発・提供しています。
また、サイボウズがこれまで取り組んできた制度・風土改革のノウハウを、 研修などを通じて企業・組織に提供するメソッド事業も展開しています。


■グループウェア事業

情報共有のためのソフトフェアを開発・提供しています。
当初は、パッケージ販売から開始し、現在では月額制のクラウドサービスでソフトを提供しています。
弊社の売上の8割はこのクラウド関連が占めています。

製品別の導入実績としては「kintone」が2万6000社、「サイボウズOffice」が7万5000社、「サイボウズGaroon」が6600社、「Mailwise」が1万2800社と多くの企業に導入いただいています(2022年9月末実績)。

特に、kintoneでは、昨年、UI/UX改善や機能強化などのアップデートを実施。
サイボウズGaroonでは、パートナー企業から多数のプラグインがリリースされたことで、kintoneやMicrosoft 365との併用など使い方も広がりました。

また、kintoneとサイボウズGaroonがISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)のクラウドサービスリストに登録されたことで、行政機関、自治体への導入も増えています。高い技術力が弊社の強みのひとつです。

今後は、世界一のグループウェアメーカーとなるために、国内に限らず海外でもたくさんのお客様に弊社サービスを使っていただきたいと考えています。
既にグローバル市場への販売は開始していますが、さらなる販売強化のため国毎に違う文化や習慣に合わせたツール開発が課題です。
また、ノーコードツールであるkintoneは、プログラム知識がなくても扱えるためDX推進に貢献できると考えています。
kintoneをもっと広げていく活動も積極的に行っていきます。

■メソッド事業

ツールを活用することで業務改善はみられますが、情報共有の重要さやチームワークの大切さについても理解してもらうために2017年よりチームワーク総研を設立しました。
サイボウズが蓄積してきた人事制度やメソッドを、多くの企業や組織に提供することによって、チームワーク溢れる会社、社会を創る事を目的に事業展開しています。

※受賞歴:
◎kintone:「日経コンピュータ 2021年 9 月 2 日号 顧客満足度調査 2021-2022」クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)部門において、3年連続第1位を獲得。
◎サイボウズのカスタマーセンターはHDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催HDI格付けベンチマーク「モニタリング」において最高評価の三つ星を獲得(2022)
◎ビジネス向けクラウドサービスのレビューサイトITreviewにおいて、満足度・認知度がともに優れたTop50製品に選出(2022)

●愛媛からでも、全国に向けた仕事ができる。地域ならではの繋がりが新たなビジネスチャンスに

離職率の改善や労働力の確保の一環として、松山へ拠点を新設することになり、 私は2008年の松山拠点設立の際に、立ち上げ責任者としてサイボウズに入社しました。
創業の地である松山への拠点開設は、行政のサポートや地元の方に温かく迎え入れてくださりとても感謝しています。

当時は、鮭が生まれた川に帰ってくることを例に「シャケプロジェクト」とも呼ばれました。
カスタマーサポートセンターの立ち上げを行いましたが、おもてなし日本一の町を宣言している松山だけに、ホスピタリティの高いサポートを提供できています。

また、地域の皆さんと連携して、コロナ禍においてテイクアウト応援や、松山まつりをオンラインで実施するなど、地域を盛り上げる活動も行っています。

現在松山オフィスには、約100名の社員が在籍しています。

●地方にいても活躍できる「100人100通りの働き方」

2005年頃から、東京では人の流動化が激しく、弊社でも離職率28%という危機をきっかけに、制度の見直しやチームマネジメントのチーム化といった、社内の風土・制度改善への取り組みを開始しました。

社員が希望する働き方は一人一人違い同じではありません。離職理由も同じです。
一人一人にヒアリングして問題を取り除き、仕事を続けられる環境や制度を整備してきた結果柔軟な働き方が可能になりました。
希望の働き方ができれば、優秀な人材も集まり長く働いてもらえます。
会社にとっては、ノウハウが貯まり新たな制度やイノベーションも生まれ、結果売り上げにも繋がります。

働き方改革は、社員のためだけではなく、会社の成長にも欠かせない取り組みになっています。

社員の8割はテレワークを行い、ペーパレス化も完了。インフラ環境も整っているので インターネットが繋がれば、働く時間や場所は自分で選ぶことができる時代になりました。

「地方で働く」という選択をすれば地方で居ながらでも最先端の仕事をすることも可能です。

東京には総務部や人事、愛媛であればカスタマーサポート関連など拠点の機能に応じて置かれている部門はありますが拠点毎を本社や支社といった呼び方はしていません。
これも場所にとらわれない働き方が社内に浸透しているからだと思います。

松山オフィスからでもエリア周辺の仕事だけではなく、海外や国内のプロジェクトへの参加が可能です。

●エリア拠点ならではの可能性

私が部長を務めるローカルブランディング部は、カスタマー本部の中の部署のひとつになります。
松山独自の仕事としては地域課題を解決するために行政や企業と連携して、地域を盛り上げる活動、イベント、交流会などを開催しています。

愛媛県の良さは、行政も近いし、繋がりがすぐ持てる。
知り合いをたどれば会いたい人に会えて、やりたいことがすぐできる土地柄だと思います。
会社として新しい施策を始める際にも、まずは愛媛で、と実証実験的に取り組める環境が出来上がっています。

私は働く際に「人」との繋がりを大切にしていますが、コミュニティの繋がりが深くご縁に恵まれる愛媛ならではの新しいビジネスチャンスにも期待しています。

●最後に

サイボウズでは、100人100通りの働き方を実現しており、働く場所も時間も一人一人が一番働きやすい環境で働くことができるようになっています。

愛媛は自然も多く、子育てがしやすいコミュニティも活発でライフワークバランスをとりやすいある意味贅沢な暮らし方ができる場所だと思っています。

愛媛にいても全国に向けた仕事ができますので、ぜひ愛媛で私たちと一緒に「チームワークあふれる社会を創る」を実現しましょう!

➡【サイボウズ株式会社】の企業紹介ページはこちら